AGRICO日記


【】アグリコ日記は2004年2月27日が最初のページです。【】

2004年3月3日(水)
スミヤキスタ2号機
今日は炭焼き。
この冬から炭を焼き始めた。スミヤキスタとはドラム缶で作った自作の炭焼き窯。1度改良して作り直してるから、今の窯は2号機になる。
うちは囲炉裏があるので炭があればとても暖かい冬が過ごせる。昨今、暖房費とすれば灯油が一番廉価であろう。それと比べれば炭は比較的高価なもののようだ。それでも家の中で火をおこすというのは、やってみるととても良いもので、火加減を調節すれば一晩中少しずつ家を暖めてくれていて、明け方外はマイナス10度を越す寒さでも、家の中はそれほど寒くない。ボンボン燃やせば調理もできるしジワジワ燃やしてもちょっとものを干したりするのに都合が良い。家の中がうっすらと灰を被ることになるが、家自体の耐久性は増すだろうし虫もあまりつかなくなると言う。家に埋もれていた囲炉裏を復元し使ってみて、私はすっかり囲炉裏のファンになった。
そこで買えば高い燃料代を稼ぐべく、今年から炭焼きを始めることにした。
実はこの集落はかつてこの近在で1番の炭の産地だったそうで、40年前には日本でも第一級の炭焼き職人だった人たちもまだ何人かは生きている。うちの隣りのジッチャンもそのひとりである。
それらの人たちの暖かい励ましと技術指導、そしてあわよくば冬場の生活費稼ぎにならないかという私の下心も手伝って、この冬の炭焼きも早6回目。おかげさまでだいぶコツも飲み込めてきて、良い炭が焼けるように成って来た。
2004年3月2日(火)
我が家のスーパー猫軍団!(その1)

我が家には現在8匹の猫がいる。もともとこの家に引っ越してきたときに連れてきた猫は2匹だったが、あっという間に増えてしまった。小さくても幸せな我が家を目指した昔が、今では遠いことのように思われる。
猫が増えた理由は、ひとつには捨て猫が多いことだと思う。ここは集落の中でも山のどんづまり。犬でも猫でも捨てていく人が後をたたない。よく家の周りをそれらしい犬猫が痩せこけて、悲しそうな顔でウロウロ歩いているのを見かける。
我が家の猫のうち2匹はそうして骨と皮ばかりになって転がり込んできたのだったし、犬のスヌーピーは保健所に預けられたのを譲り受けてきたのである。あまり扶養家族を増やしたくはないのだが、出会ったときの彼らの深い哀れみを誘う姿を見れば、何ともやリ切れない思いになって結局飼ってしまうのだ。

これだけ家族が増えてしまって困る問題は餌なのだが...。

当初は玄米(うちでは玄米食である。)に煮干なり野菜なりを混ぜて食べさせていたけれど、いろいろな病気とかの問題があって、今では街中のスーパーから頂いてきた魚のあら、それと玄米、野菜、キャットフード等をローテーションで与えている。我が家の猫はジャガイモでもカボチャでも食べるし、どれもこれもネズミやモグラ捕り上手で、お陰で家の近所にはとうにネズミがいなくなってしまった。しかも週に1度のペースで断食をしている。何とも現世にこれだけ粗食に耐える猫軍団はいるだろうか。                          (続く) 

2004年2月29日(日)
笛作りに挑戦。

かねてから笛を習いたいと思っていた。
わが集落では年に1度、部落挙げてのお祭りがあって、その際に太鼓や笛、神楽舞を舞うのだが、その演奏者が高齢化していて、いつ欠員が出てもおかしくない状態だ。昔はどの集落でもそこ独自のお祭りがあって、住民の憩いと楽しみになっていたのだろうが、その祭りは単なるイベントではなくて、いづれも何かしらの大切な意味があったのだと思う。(大半の意味は既に忘れ去られているのだろうが...)
ここに移住してから、にわかに芸術家意識の芽生えてきた私は、神楽の横笛と太鼓を習いたいと思うようになっていたので、早速この部落の長老であり今や唯一の笛の演奏者でもある隣りのジッチャンに相談した。
「まご〜、そんなら教えるから、笛を手に入れてこい。」(ジッチャンは私を「まご〜」と呼ぶ。本名は「まこと」!)
そこでいろいろと知人を当たったところ、同じ地区の知り合いが神楽笛を持っていたので、今日寸法を取らせて頂いた。(笛にもたくさんの種類があり、それぞれにサイズが微妙に異なっている。)まずは竹を切ってサイズに合わせて笛を作り、それで練習しようと思ったのだ。いきなり新品を買えば1万円くらいするし、かつてはみんな自分で納得のいく自分の笛を作ったのだから、これが本来のやり方なんだと思う。
材料に使う竹は良く乾かさないといけないそうだから、実際に作り始めるのは早くて半年後になるかもしれない。お金で解決しない生活というのは、とかくそれなりに時間のかかるものである。 

2004年2月28日(土)
久しぶりに食べると何でもおいしい!

今日は久しぶりにインスタント・ラーメンを作った。
実はこの10日ばかり連日カレーだったので、さすがに飽きてきて、朝食にどうしてもラーメンが食べたかった。
我が家のカレーはその時にある素材を何でも入れて作る。今ならサトイモ、かぼちゃ、白菜、にんじん、ゴボウ、にんにく、りんご、等など。それを大なべに入れて、ストーブの上で半日くらい煮込むのである。最近は市販のカレー・ルーを使うが、それに加えてガラムマサラやコリアンダー、唐辛子等のスパイスを加える。(昔はもっと凝っていたときもあったが、今はお手軽パターンになっている。)こうしてできるカレーが、我ながらとてもおいしい!
カレーのいいところは、材料を選ばないこと、手軽に大量に仕込めること、日持ちのすること、ご飯を食べれることだろう。このところ雑穀飯(粟やキビ、エゴマ等の自家製の雑穀は今たくさんある!)ばかり炊いてるが、私が食べないと猫や犬の餌になるばかりなので、少し惜しい気がする。
そこで、これまたストーブの上で白菜を煮てラーメンを作ったのだが、これまたとてもおいしかった。
食べ物に無理をすると日常大きなストレスとなる。例え化学物質がたくさん入っている食品でも、食べる人の思いひとつで身体に害にもなれば栄養にもなる。おいしいと思って食べることがとても大切なのかもしれない。 

2004年2月27日(金)
雪の日はコタツでぬくぬく
朝から小雪が舞っている。
いつも起きる時間になると、猫たちが餌の催促でうるさい。我が家の目覚し時計だ。彼らはお酒も飲まないし、昼となく夜となく寝たいときに寝るので、私のように朝寝坊をすることもないようだ。
家族(猫たちに犬のスヌーピー、鶏)に餌をやってスヌーピーと散歩する。
帰る頃には細かい雪が一面に降りしきっている。
こんな日にはコタツにあたってパソコンでもいじろう。今、冬の間にホームページを作っておこうか。
というわけで今日からカタカタやってます。


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