第1回館外連携軍事資料展
「日本軍の光学兵器」
2010年2月下旬~4月上旬まで
平和ミュージアム旧日本陸海軍博物館本館にて

六櫻社製 海軍八九式活動写真銃改二型
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2010年2月15日~4月15日まで平和ミュージアム旧日本陸海軍博物館本館において、東京在住の日本軍コレクター進藤様より、特別の配慮に拠って本館に貸与せられた、日本軍の光学兵器の現物資料に関する展示をおこないます。
ご存じの通り、日本軍の光学兵器はドイツ流の堅実な設計で、米軍すらその工作精度と仕上げの入念さを絶賛しています。また、戦後は優秀なカメラに姿を変えその技術はわれわれの生活をより豊かなものとしました。この事実を直視し、産業遺産としても、旧日本軍の光学兵器は意義のある存在でありましょう。
本館に於いても、陸軍将校が使用する双眼鏡類は常設展示をしていますが、砲兵などが使用する大型の光学機材は未だに現物を見る機会が少ないものです。
今回の展示は
1)海軍 八九式活動写真銃改二型 1式
2)陸軍 九二式望遠測角機鏡眼鏡 (本体のみ)*使用可 日本光学製
3)陸軍 八年式野戦重測遠機/対空測高機 (本体のみ) *基線長約1m。使用可 東京光学製
4)伝・軍艦「青葉」で使用せる光学兵器 *高射装置や射撃管制装置の付属装置だと思われます。日本光学製
の4点です。
この機会にぜひ、ご来館の上、ご見学ください。
(開館日時は確認の上、ご来館いただければ幸いです)


上2枚 伝・軍艦「青葉」で使用せる光学兵器 *高射装置や射撃管制装置の付属装置だと思われます。詳細不明 日本光学製

参考写真) 一等巡洋艦「青葉」(あおば) 完成当時
海軍省公表性能:基準排水量7,100噸、速力33節、備砲20.3cm主砲6門、12㎝高角砲4門、魚雷発射管12門
上から
1)海軍 八九式活動写真銃改二型
2)陸軍 九二式望遠測角機鏡眼鏡
3)陸軍 八年式野戦重測遠機/対空測高機
御礼
お陰様をもちまして、特別展は終了いたしました。ご来場いただいた皆さまと、本企画に賛同し、
貴重な資料をお貸しいただいた、進藤様に厚く御礼申し上げます(4月26日)
2009年/2669年?平和ミュージアム旧日本陸海軍博物館